コラム
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大切なお品物の売却や遺品整理などの際は、こちらもご覧ください。
金の純度表示、K18とK24の違い——初めて売却される方にも分かりやすく解説します。
金やプラチナのアクセサリーを手に取ったとき、小さな文字や数字が刻まれているのに気づいたことはないでしょうか。あの小さな刻印こそが、その品が何でできているかを示す「素材の身分証明書」です。刻印を読めるようになると、手元にある宝飾品の価値を自分でおおよそ把握できるようになります。
ただし、刻印は万能ではありません。打刻が薄くなっていたり、リフォームで別の地金がつき足されていたりするケースもあります。あくまでも「最初の手がかり」として読み解き、正確な判断は専門家に委ねることが大切です。
刻印を見ても判断がつかないときは、プラチナと金の見分け方もあわせてご覧ください。
宝飾品の刻印でよく見かける記号は大きく二系統あります。「K(カラット)」は金の純度を表し、「Pt(プラチナム)」はプラチナの純度を表します。見た目が似ている白い金属でも、KとPtでは素材がまったく異なります。指輪や時計のケースに刻まれた文字を確認するとき、まずこの二文字を見分けることが出発点です。
なお、宝石のカラット(ct)は重量単位であり、金のカラット(K)とは別概念です。ダイヤモンドの刻印にある「D0.62ct」は石の重さを示しており、地金の純度を意味しません。同じ「カラット」という言葉でも文脈によって意味が変わる点に注意してください。
金のカラット表記は、全体を24としたときの金の含有割合を示しています。K24(24カラット)は純金、つまり金の含有率がほぼ100%の状態です。K18は24分の18、すなわち金の含有率が75%の合金になります。残りの25%には銅や銀、パラジウムなどが配合されており、この配合比率によって色や硬さが変わります。
日常的によく見かける刻印をまとめると、以下のようになります。
K24(純金、含有率約99.9%)/K22(金含有率約91.7%)/K18(金含有率75%)/K14(金含有率約58.5%)/K10(金含有率約41.7%)
日本の宝飾品市場ではK18が最も流通量が多く、K24は純金の地金や記念金貨に多く使われます。K14やK10はカジュアルなアクセサリーや海外ブランドに多い規格です。さらにK22(金含有率約91.7%)はアジア圏のジュエリーや投資用コインに、K12やK9といった低純度の刻印は一部の海外製アクセサリーに見られます。数字が小さいほど金の含有率は下がりますが、それでも地金としての価値はきちんと評価できますので、「純度が低いから」と手放さずにおくのはもったいないことです。
純金に近いK24は柔らかく変形しやすいため、精巧な装飾を施した宝飾品よりも地金バーや金貨に向いています。K18は硬度があり、ダイヤや色石をセットする台座として長持ちします。日常使いのリングやネックレスにK18が多いのはこのためです。
買取の観点からいえば、K24は相場の変動をそのまま受けやすく、金価格が高いときは強い値がつきます。K18は宝飾品としての作りや付属品、ブランドの有無が評価に加わります。当店でお預かりしたPt900のダイヤリング(6.2g、D0.62ct)の査定では、地金の重量と石の評価を分けて計算し、双方の相場をふまえた金額をご提示しています。このように、刻印は「地金の計算式の起点」にもなるものです。なお、相場は常に変動しますので、買取金額は時期によって異なります。
K18の後ろにアルファベットが続く場合があります。WGはホワイトゴールド、YGはイエローゴールド、PGまたはRGはピンクゴールドを意味します。地金の金含有率はどれも75%で同じですが、合金成分の違いによって色が変わります。ホワイトゴールドはパラジウムやニッケルを配合して白くし、仕上げにロジウムメッキを施すことが多いです。
査定の場では、K18WGとPt850は見た目が似ていますが価値の算出方法が異なります。「白い貴金属だからプラチナ」と思い込まずに、刻印を確かめることが重要です。
プラチナの刻印は「Pt」の後ろに3桁の数字が続く形式です。Pt950は1000分の950、つまりプラチナの含有率が95%であることを示します。Pt900は90%、Pt850は85%です。日本の婚約指輪や結婚指輪にはPt950またはPt900が多く使われています。
金のK表記(24分率)とプラチナのPt表記(1000分率)は単位が異なるため、混在した場合に混乱しやすい点に注意してください。K18の75%とPt950の95%を比較するとき、単純に数字の大小で純度を比べることはできません。
刻印が薄くて読み取りにくい場合、重量感や色調が参考になることがあります。プラチナは金よりも比重が高いため、同じサイズの指輪でも重く感じます。ただし視覚や触感だけでの判別には限界があり、専門の比重計や試薬を使った検査が確実です。
ご自宅で刻印を確認するときは、ルーペや拡大鏡を使うと読み取りやすくなります。リングの内側、ネックレスのクラスプ付近、ブレスレットの留め金の裏側などが刻印の定位置です。明るい照明の下で角度を変えながら見ると、薄くなった刻印も浮かび上がりやすくなります。それでも判別が難しいときは、無理に磨いたりせず、そのままの状態でお持ちください。
日本の記念金貨には「K24」相当の純金が使われているものが多く、刻印や品位証明が付属しています。当店では御即位記念10万円金貨を826,260円、御在位六十年記念10万円金貨を550,840円、御成婚記念5万円金貨を495,750円でお買取りした実績があります(相場や状態により変動します)。
記念金貨には「プルーフ」と呼ばれる鏡面仕上げの特別製造品があります。プルーフ貨は製造工程が異なり、表面の鮮明さと光沢が保たれているため、コレクション目的の需要が高い傾向があります。ケースから出して素手で触ると表面に指紋がつき評価が下がることがあるため、取り扱いには注意が必要です。地金の純度は通常貨と同じでも、状態とコレクター需要によって買取額が変わる点が、通常の金製品と異なります。専用ケースや証明書、外箱が揃っていると、状態の確認がスムーズになり評価につながりやすくなりますので、あわせて保管しておくことをおすすめします。
古い国産品や海外製の品物には、現代の規格とは異なる刻印が打たれていることがあります。また、細いリングや小さなパーツには物理的に刻印を入れられないものもあります。刻印がないからといって、即座に偽物や価値のない品と判断するのは早計です。逆に、刻印があっても後から打ち直されたものや不正確なケースがゼロではないため、専門家による確認が安心です。
K18GF(ゴールドフィルド)は、芯材の金属表面に金を圧着した製法の製品です。K18の刻印に見えますが、芯はK18の純度ではありません。GFやGPという表記が続く場合は、金張り・金メッキ製品を意味します。買取の場では地金としての価値はほぼ付かないことが多いため、刻印の後ろまで確認することが大切です。
地金としての金の含有率はどちらも75%で同じため、地金価値そのものに大きな差はありません。ただしK18WG(ホワイトゴールド)は、表面のロジウムメッキの状態やデザイン、ブランドの有無によって評価が変わることがあります。実際の査定では、地金の重量に当日の相場を掛け合わせたうえで、状態や付属品も見て総合的に判断します。金額は相場や状態により変動します。
刻印が薄くなっていても、比重測定や試薬による成分確認など、別の方法で素材を特定できます。当店でも刻印が不鮮明なお品物をお持ちいただくことがありますが、複数の方法を組み合わせて確認しています。刻印が読めないからといって持参をためらう必要はありません。
おおよその目安を把握するためには有効です。金の国際相場(円建て)は公開されており、重量さえわかれば計算自体は難しくありません。ただし、実際の買取額は品物の状態、ブランド価値、業者の手数料体系などで異なります。また相場は日々変動するため、査定当日の相場で最終金額が決まる点もご理解ください。
関連ページ|刻印の見方が分からないお品物も、査定士が品位と重量を確認して査定します。平塚の貴金属買取ページもあわせてご覧ください。
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はじめまして、買取 蔵の宮の店主を務めております宮坂と申します。この道に入って11年、これまでに数えきれないほどのお品物と、その持ち主であるお客様の想いに触れてまいりました。
私が大切にしているのは、ただ「見る」のではなく、深く「観る」こと。お品物の状態や相場はもちろん、その背景にあるご家族の歴史や思い出にまで心を向け、一点ずつ丁寧に向き合うことを信条としております。
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