コラム
買取・査定・お品物の知識を店主の視点でお届けします。
大切なお品物の売却や遺品整理などの際は、こちらもご覧ください。
ブランド名が思い出せない、タグが取れてしまった——そんな状態でも、査定自体は可能です。
引き出しの奥から出てきた古い財布、いただきものの小物、故人が使っていた革製品。「どこのブランドか分からないから、値段はつかないだろう」と処分してしまう前に、少しだけお読みください。
ブランド名が分からないことは、査定できない理由にはなりません。査定する側は、ロゴが見当たらない状態からでも手がかりを探して特定していきます。この記事では、その手がかりがどこにあるのかをご紹介します。
ブランド品の状態がどう評価に響くかは、使い込んだブランドバッグも買取もあわせてご覧ください。
革製品では、ロゴが目立つ場所ではなく内側に型押しされていることがよくあります。財布であれば札入れの内側、カード入れの裏側、小銭入れのフラップの裏。バッグであれば内ポケットの縁や底面です。長年の使用で型押しが浅くなっている場合は、光を斜めから当てると浮かび上がることがあります。
ブランドによっては、製造を管理するための番号が刻まれています。当店でルイ・ヴィトンのバケットPMを拝見した際も、型番M42238から製品を特定したうえで、キャンバスの角擦れやヌメ革の焼け、巾着部分の状態を確認しました。番号が読めれば、モデル名と仕様まで絞り込めます。
ファスナーの引き手、ホック、留め具。こうした金具にメーカー名や記号が入っていることがあります。ブランド本体ではなく金具メーカーの名前であることも多いのですが、その組み合わせ自体が製造時期や製造国を推定する材料になります。
本体にロゴがなくても、保存袋や外箱にブランド名が残っていることがあります。中身と袋が別々に保管されているケースも多いので、周辺も探してみてください。
購入時のカードや説明書が財布の中に入ったままになっていることがあります。当店でルイ・ヴィトンのバケットPMを査定した際は、付属のポーチが揃うと評価が上がることも確認しています。付属品は、特定の手がかりであると同時に評価そのものにも関わります。
刻印も付属品もない場合、製品の作りそのものを見ます。
ステッチの間隔が均一か、角の処理が丁寧か、糸の種類は何か。丁寧な作りの製品は、ブランドが分からなくても質の高さが評価につながることがあります。
革の種類、キャンバスの織り、内装に使われている布。素材そのものに価値がある場合もあります。
メッキの厚み、金具の重み、可動部の動き。当店でデュポンのライターを拝見した際は、本体のメッキや塗装の状態、着火の動作、そして底裏の刻印を確認しました。金具や機構の作りは、製品の素性を語る情報になります。
財布や小物入れの中に、カードや紙片が残っていることがあります。手がかりになる場合もありますが、それ以上に、大切なものが紛れたまま手放してしまわないよう確認をおすすめします。
革用のクリームを塗る、汚れを強くこするといった手入れは、かえって状態を損なうことがあります。ほこりを軽く払う程度にとどめてください。
一点では判断が難しいものでも、同じ場所から出てきた品物をまとめて拝見することで、持ち主の趣味や購入時期が見えてきて特定につながることがあります。
はい。ロゴが失われていても、刻印の跡、金具、縫製、素材から判断します。判断がつかない場合はその旨を正直にお伝えします。
ブランド品でなくても、素材そのものに価値がある場合があります。たとえば金具に貴金属が使われている、革の質が高いといったケースです。まずは拝見させてください。
拝見します。使用感のあるお品物も、状態を踏まえたうえで評価いたします。当店ではB品としてのコンディションのバッグも、キャンバスのスレやヌメ革の汚れ、変色の度合いを確認したうえで評価をお伝えしています。
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お品物のお写真をLINEでお送りいただければ、おおよその見立てをその場でお伝えできます。「これはいくらになるだろう」という段階のご相談でも構いません。査定料・相談料はいただきませんので、お気軽にお声がけください。
「これは何だろう」と迷うお品物は、判断を急がずお持ちください。当店では刻印から金具、縫製まで順に確認し、何を根拠にそう判断したのかをご説明します。値段がつかない場合も、その理由をお伝えします。
査定料・出張料・キャンセル料はすべて0円です。平塚・伊勢原・秦野・厚木・茅ヶ崎エリアであれば、ご自宅の玄関先での査定にも対応しております。点数が多い場合ほど、運ばずに済む出張買取が便利です。
型崩れしたバッグについては変形したバッグの買取をご覧ください。まとめてご相談いただく場合は出張買取も承ります。
はじめまして、買取 蔵の宮の店主を務めております宮坂と申します。この道に入って11年、これまでに数えきれないほどのお品物と、その持ち主であるお客様の想いに触れてまいりました。
私が大切にしているのは、ただ「見る」のではなく、深く「観る」こと。お品物の状態や相場はもちろん、その背景にあるご家族の歴史や思い出にまで心を向け、一点ずつ丁寧に向き合うことを信条としております。
「売る」「売らない」も含めて、お客様にとって最善のご提案をいたします。査定だけ、ご相談だけでも構いません。どうぞお気軽にお立ち寄りください。